プチ虐待とマルトリートメント③
プチ虐待の中の
・厳し過ぎるしつけで子どもを精神的に追い込む親
・子どもを自分の代理扱いする親
このパターンは、昔からあるように思います。
ただ
「大きな声での暴言」
「子どもの全人格否定する言葉」
これは近年とても増えてきているように思います。
その理由の1つは本にも書かれていましたが
”日本社会全体の子育てに対する不寛容”
ではないでしょうか。
赤ちゃんは泣く
子どもは騒ぐ
これは当たり前と言えば当たり前。
公共機関に乗っていて
退屈したり
昂奮したりすると
声が大きくなってしまう
騒ぎ出してしまう
そんなことはある。
赤ちゃんは言葉で伝えられない分
泣く。
でも公共の場で
赤ちゃんが泣く
子どもが騒ぐ
これを許せない社会になってきているように思います。
以前、電車の中で泣いていた赤ちゃんに出会いました。
抱っこしているお母さんは、一生懸命にあやしている。
でも泣き止まない赤ちゃん。
「何か嫌なのね。
暑いのかな?退屈しちゃったかな?」
なんて赤ちゃんに話かけ
「電車の中で泣かれると焦っちゃいますよね。私も経験があるので分かります。」
とお母さんに話かけました。
するとお母さんが涙ぐみながら
「ありがとうございます!」
と。
それだけ追い込まれているんだ
と感じました。
そして最近の公園では
”サッカーや野球などの球技は禁止”
と書かれている。
ボールがフェンスに当たる音が煩いと苦情が来る
とのこと。
公園で球技ができなかったら、
子ども達はいったいどこで遊べば良いの???
子どもに対して厳しい目を向けられる
そうなると
「ちゃんと躾をしなきゃ!」
と思う方もいるだろうし
「ちゃんと躾をしていますよ!」
と世にアピールをするために大きな声で注意をする
ということもあるだろう。
そして年々増えているのは
スマホ・ネグレクト
子どもは一生懸命にお母さんの方を見ているのに
お母さんは気づかずにスマホに夢中
こんな姿を
公園
公共機関
など町の至る所で見かけます。
私が、地下鉄の中でスマホにかじる付いている人達を観察した結果
SNS
NEWS
小説や漫画
動画
をチェックしている人が結構多い。
でも1番多かったのは
ゲーム!!
そしてゲームに夢中になっている人の年齢はバラバラ!!
学生さんから高齢者まで!
性別も関係なし!!
ゲームは勿論
スマホは依存性が非常に高い。
大学生の頃、
電車内で本を読む人が激減し
携帯をいじる人が増えた現状を見て
「これからの日本は大丈夫かね?」
と友人と話していたのですが・・・・
今はその時の比ではない。
本人にそのつもりが無くても
子どものまなざしを無視し続けている
という状態が起こっています。
本の中に
スマホ依存が激しくなると
母と子の間に必要な情緒的なつながり
赤ちゃんがお母さんを見たら、お母さんも笑顔で答えてくれるという母と子の応対性によって育まれるアタッチメント(愛着)
子どもの心が育つ上で最も必要なもの
の形成が阻害される
と書いてあります。
このアタッチメント形成の機会の減少(剥奪)によって起こってくる影響についても
詳しく書かれています。
興味のある方はぜひぜひ読んでみて下さい!!
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